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2011年(平成23年)の長野県北部地震(ながのけんほくぶじしん)は、同年3月12日3時59分頃、長野県北部と新潟県中越地方に跨る地域、長野県下水内郡栄村と新潟県中魚沼郡津南町との県境付近で発生した地震〔。逆断層型の内陸地殻内地震で〔、マグニチュード(M)6.7(Mw6.35)の本震に続いてM5以上の2回の余震が2時間内に相次いで発生した〔「平成23年3月12日03時59分頃の長野県北部の地震について(第2報) 」、気象庁、2011年3月12日付、2014年11月25日閲覧〕。 新潟・長野県境地震〔新潟・長野県境地震から2カ月 (新潟日報)〕、信越地震〔「3・12信越地震」被害大きいのに忘れられた長野・栄村 (J-CASTテレビウォッチ)〕ともいう。最も大きな被害の出た長野県下水内郡栄村は栄大地震、栄村大震災と呼称している〔長野県 栄村:お知らせ2 〕。なお、顕著な災害を起こした自然現象に対しては気象庁が命名することになっているが、この地震は基準に達していないため命名はされていない。 == 概要 == 発震機構は、北西 - 南東方向に圧力軸を持つ逆断層型〔「平成23年3月12日03時59分頃の長野県北部の地震について 」気象庁、2011年3月12日付、2011年3月16日閲覧〕で、地殻内の浅い大陸プレート内地震。3月12日9時までの余震分布域は、本震を中心として北北東 - 南南西方向に約17km、深さ4~10kmに集中している。十日町断層帯と信濃川断層帯の中間に位置する地域での変位が大きく、既知の活断層の活動ではない。なお、断層の方向を正断層と考える研究もある。 また、4月12日には3月12日の震央から南に20km離れた地点でM5.6、震源の深さ0km、最大震度5弱の地震が発生した。この地震の発震機構解は北北西-南南東圧縮の横ずれ断層型で別の断層の活動と考えられる〔2011年3月12日・4月12日 長野県北部の地震 防災科学技術研究所〕。 2004年中越地震と1847年善光寺地震の震源域の中間付近に存在していた新潟-神戸歪集中帯の空白域を埋めた地震で、東京大学地震研究所や産業技術総合研究所の研究者らにより発生が予見されていた〔日本海東縁の活断層と地震テクトニクス 編集:大竹政和、平朝彦、太田陽子 出版:東京大学出版会 2002年 ISBN 978-4130607391〕〔 宮下純夫、豊島剛志、小林健太 新潟大学理学部 新潟大学自然科学研究科〕〔地質構造形成史を考慮した3次元地質構造の簡便なモデル化 新潟県中越地方南部の地震空白域を例として 日本地震工学会論文集 Vol.6 (2006) No.4 P74-93〕。 この他、本地震および一連の余震の特徴として、潮汐に関係するとみられる地震が全体の約50%と通常より高い相関がみられている〔長野県栄村で地震で多発、「潮汐」引き金 地殻変動と重なる 産総研分析 (MSN産経ニュース/産経新聞 2012年3月19日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長野県北部地震 (2011年)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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